サイゼリヤの前身の洋食屋さんを正垣会長が経営していたとき、お客様が来なくて悩んだ末にメニューの価格をどれくらい下げれば(材料や調理法は全く変えず単純に売価を下げる)お客様がお店に来るようになるのか実験してみた旨の話をされていました。50%オフでもダメだったけれど70%オフにしたら長蛇の列が出来たとの事。そこからが正垣会長のすごいところで売価70%オフを維持して、原材料の品質も維持したまま利益を出す事を考えいって農場経営も実行されているとの事。アパレル業のSPAと同じ発想で材料や加工品を各々の業者に任せるためのデメリット(業者が利益を取っていくので階層が深くなるにつれお客様への提供価格が割高になっていく)を排除する発想だと思います。
また、店舗側の負荷を減らすためと調理品質、食材管理を行うためセントラルキッチン方式を採用されているとの事。専用の温度管理が出来る配送車で配送する事まで実行されているとの事。
本当に面白いですね。餃子の王将は店舗にメニューの裁量(使用出来る食材は本部一括発注なので多少は制限有りでしょうが、店長さんのアイディアが問われます)を与えてお客様の支持を得ていますが、やはり低価格メニューです。人間の”これくらいなら払ってもいいかな”という心理を押さえたビジネス、まさにお客様思考ではないでしょうか。
ただ、正垣会長は「サイゼリヤのような安くてそこそこの味のチェーン店と鍛え上げられた技術を持ったレストラン等の外食店とは共存可能である」とも言われていました。この言葉も人間の心理をついていると思います。”たまには少し贅沢しよう”というお客様をターゲットにしたビジネスを存在し得るという事を示唆されていると思います。いかにしてお客様の支持を得るか、ビジネスには無限の可能性があると感じました。
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