2010年9月26日日曜日

産業育成

中島 聡さんの連載を読んで考えさせられました。
なぜ、日本のソフトウェアが世界で通用しないのか を考察した記事です。コンピューターが注目を集め始めた30〜40年前に日本のお役所(旧通産省や郵政省)やNTT(旧電電公社)が日本のメーカー育成を目的に数社の企業から受注を繰り返し、その際に土建業で見られる階層構造が出来上がってしまい『ソフトウェアの設計書はプライムベンダー(最近では2次ベンダーが作る事が多い)が作成して、実際のコーディングは2次・3次のベンダーが作成する事が常態化してしまった。その結果、プライムベンダーはソフトウェアを作る事が出来なくなってしまい新しいサービスを生み出す力が無くなった』旨の事が書いてありました。
私もドップリとこの階層構造の中にいるので、よく判ります。いかに労賃の安い下請けさんを探すかがポイントになってしまい、どのようなサービス(コンピューターシステムを通じてですが)をお客さまに提供する事が出来るのか がそっちのけになってしまっています。
中島 聡さんは コンピューターメーカーはもう仕方ないけど(ハードウェアで稼げなくなったら、潰れればいいだけですからね)、NTTドコモや家電メーカーような常に新しいサービス・製品を生み出さないといけない企業にまでソフトウェア開発の階層構造が伝播しており非常に問題であると提起されていたのが印象に残りました。製品はハードウェアとソフトウェアとが一体です。そこに気がつかないと、日本は労働集約型の企業群ばかりになって新興国と労賃の安さで勝負していかないといけなくなるのかも知れません。

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